女性の更年期とは、閉経前後の数年間の時期を言います。
この時期に、女性ホルモンの分泌と環境や精神的変化などが絡み合って更年期障害を引き起こすといわれています。

更年期障害とは

更年期障害には2種類あります。

不定愁訴が主な更年期障害

:閉経前後5年ほどの間の症状。
ほてり(ホットフラッシュ)・めまい・発汗・動悸・肩こり・腰痛・イライラなどの自律神経失調症状はあるが、原因がよくわからないとされる不定愁訴。
女性の7割以上に何かしら不調が出るとのこと。
卵巣機能の低下からエストロゲンの分泌減少→下垂体から卵巣刺激ホルモンでエストロゲンを作りなさいと命令→それでも卵巣でエストロゲンを作ることができない、というギャップで自律神経系統に異常が出るといわれています。
ごく自然にみなに起こる時期であることを受け止め、自然に身を任せて過ごすのも大切。
ただし、他の病気のサインであることもあるため、更年期外来や各科への受診で確認しておくことは大切です。

症状例:ほてり・冷え性・発汗・寝汗・動悸・頭痛。いらいら・不安・不眠・物忘れ・頭重感・めまい・耳鳴り・抑うつ・倦怠感・痺れ。腰痛・肩こり・関節痛・悪心・嘔吐・便秘・下痢・腹部膨満。性交痛・膣炎・肌のかさつき・頻尿。などなど

骨粗鬆症や高脂血症などの更年期障害

:閉経後10年ほどすると出てくる症状。
エストロゲンの減少で、それまで現れてこなかった体のサインが出てくる。
例えば、骨のサイクルが崩れて骨粗鬆症(カルシウムの取り込みや骨の構築がうまくできず、骨の中がスカスカになってもろくなる)になったり、抑えられていたコレステロールが増え始めて高脂血症(血中脂質が増え、血管にダメージを与え始める)になったりするかもしれません。
それぞれの症状にあわせ、医師に治療の判断をしてもらいましょう。


※エストロゲンとは
卵巣から分泌される女性ホルモンの一種の卵胞ホルモン。女性の体は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)で調整されているため、それらの分泌バランスが崩れると、変調をきたすことになる。卵巣機能が30代後半から徐々に衰え始め、40代半ばを過ぎる頃から急激に老化、ホルモン分泌が減少して閉経を迎える。
その他の重要な役割もあり、閉経後に女性の不調が多くなるのはエストロゲン減少が原因になっているものも少なくない。

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