骨粗鬆症(こつ・そしょう・しょう)の8割が女性と言われるほど、女性に多い病気です。
骨粗鬆症検診
集団検診では、超音波による検査が行われるでしょう。
その他、デキサ法、骨萎縮度測定法。腰椎単純X線検査などで骨量を測定しておくことも勧められます。
骨粗鬆症とは
読んで字のごとく「骨」が「粗く」「スカスカ(鬆)」になってしまう病気。
骨量が減少して骨の微細構造が変化し、骨がもろくなり骨折しやすくなった病態と定義される。
代表的な骨折には、脊椎圧迫骨折、大腿骨頸部骨折、橈骨遠位端骨折、上腕骨頸部骨折がある。
骨量だけが低下する初期は無症状だが、脊椎圧迫骨折が起こると急性あるいは慢性腰背痛が生じる。
しかし、脊椎圧迫骨折の6〜7割はいつ骨折したかわからない不顕性骨折である。
原発性骨粗鬆症と続発性に分類される。
精査には脊椎X線写真撮影、骨密度検査、血清Ca(カルシウム)、P(リン)、ALP、骨代謝マーカー測定が必要。
脆弱性骨折がなく骨密度値がYAM(若年成人平均値)の70%以上80%未満を骨減少と定義。
家の中の1cmもない段差でつまずいて転倒し、大腿部の骨折で寝たきりになる例も多いため、侮らずきちんと治療を受けること。
急速な痴呆進行の手助けとなってしまうことも。
腰や背中が痛んだり、体が曲がってきたように感じたら、整形外科を受診して調べてもらいましょう。
骨は形成と破壊を繰り返してその強さを保っているため、そのバランスが崩れるともろくなります。
例えば女性ホルモンのひとつであるエストロゲンが閉経後減少すると、骨形成を助けていたエストロゲンがなくなり、形成と破壊のバランスが崩れやすいため、更年期以降女性の骨粗鬆症発生率が上がるのです。
血中カルシウム(Ca)が少なくても骨から補うためカルシウムが溶け出してしまうため、日ごろの食生活でカルシウム摂取を心がけましょう。
また、骨の構築には運動などで骨に刺激を与えることも有効です。日に当たって体内ビタミンDを活性型にしてカルシウムを取り込みやすくするとともに運動も兼ねられるので、外に洗濯物を干したり布団を干したりするのはとても効果があると思います。また、日中の散歩もいいでしょう。
ただし、薬による治療を開始した場合は、カルシウム量が過多になり体内異常をきたす場合がありますから、食生活については医師に知らせながら上手にコントロールしていきましょう。
なりやすい人:カルシウム摂取量が少ない・無月経や月経不順・ビタミンD不足・閉経・運動しない・ヘビースモーカー・飲酒過多・塩分当分摂り過ぎ・ストレス過多
※エストロゲンとは
卵巣から分泌される女性ホルモンの一種の卵胞ホルモン。女性の体は卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)で調整されているため、それらの分泌バランスが崩れると、変調をきたすことになる。卵巣機能が30代後半から徐々に衰え始め、40代半ばを過ぎる頃から急激に老化、ホルモン分泌が減少して閉経を迎える。
その他の重要な役割もあり、閉経後に女性の不調が多くなるのはエストロゲン減少が原因になっているものも少なくない。
※主婦健診についてのお問い合わせは、ご自分が加入されている健康保険組合に直接ご連絡ください。
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